1.実習工場における安全

1.4 機械加工

  1. 機械仕上げ作業の一般注意事項
    • 始業前に注意する事項
      • 機械は運転前に,油面計を確認し注油箇所には,必ず注油する.
      • 運転前に主要部,安全装置,防護装置などを点検し,各部の機能を確かめる.
      • 服装は定められた作業服を着用し,そで◇,上着のすそなどのボタンは必ずきちんと止めておく.
      • 機械を停止して,工作物及び工具を完全・確実に取り付ける.
      • 絶対に手袋をはめて,機械操作は行わない. 
      • 切り肩が飛び散るような場合は,保護メガネを着用する.
      • 機械運転中は,勝手に持ち場を離れない.
      • 無理な運転や,送りをかけない.
      • 機械を離れるときは,必ず切削を中止し,回転を止める.
      • 作業中に機械にもたれかかったり,脇見や無駄話をしない.
      • 機械送りをかけたまま,運転を停止してはならない.
      • 機械運転中は,絶対に回転中の工作物に手を触れてはいけない.
      • 機械が惰力で回転しているのを,手,工具などで止めるようなことをしてはいけない.
      • 機械の回転に注意し,変調(音・煙・臭気・熱・振動)や故障に気付いたら,運転を停止し,直ちに指導者に届ける.
    • 作業終了時の注意事項
      • 作業終了時には,必ず機械のメインスイッチを切る.
      • 工具や器具をもとの位置に戻し,整理整頓をする.
      • 機械は良く掃除を行い,ハンドルやレバーは必ず停止の位置に戻す.
  2. 旋盤作業の安全注意事項
    • 工作物の取付け等をするとき,主軸ギアを中立(ニュートラル)にして行い,確実に取り付ける.
    • 工具類を工作物の向こう側に置かない.
    • エ具類をベッド上に置かない.
    • チヤックを手回しするときは、チャックの穴に指を差し込んではいけない.
    • 主軸回転中はチャックの上に手や腕を出さない.
    • バイトやエ作物に切り屑が巻きついたときは,機械の回転を停止してから取り除く.
    • バイトの交換及び工作物の測定は,回転を停止して行う.
    • 作業者以外は,機械を操作してはいけない.
    • 歯車を交換するときは,機械のメインスイッチを切り行う.
    • センター作業で切肘中は,工作物とセンターの接合に注意する.(焼き付き防止及びずれ)
  3. フライス盤作業の安全注意事項
    • 工具,工作物の取付け,取外し及び測定は主軸を停止して行う.
    • 回転している工具の近くに,手や顔を近づけない.
    • カッターまたはカッターアーバーの振れなどを調べるときはニュートラルにして手動で行う.
    • 機械操作で早送りを行う場合は,最初に寸動させる.
    • バイスでエ作物をつかむときは,バイスから出る部分を少なくし確実に締める.
    • 切断中は,バイスハンドルを外しておく.
    • エンドミル・正面フライスの取付け,及び取外しは,ウエスで巻くなどして素手でつかまない.
    • 切り屑が飛散する場合は,保護メガネを着用する.
  4. ボール盤作業の安全注意事項
    • ワーク(穴あけ材料)は確実に固定されているか確認する.
    • 手袋を使用しない.(穴あけ中に,切り屑を取り除こうとして手を出すと,手袋がドリルに巻き込まれる.)
    • ドリルの取付け及び取外しは,主軸が完全に停止してから行う.
    • 回転中のドリル近くにウエス,油缶などを置かない.
    • 長くのびた切り屑は,機械送りを止めてから切断して,作業を継続する.
    • 薄物,黄銅の穴あけは,めくれや,食い込み易いので十分注意する.
    • ラジアルボール盤使用後は,必ずアームを下降させ,コラム側に寄せておく.
  5. ホブ盤作業の安全注意事項
    • 縦送り手動軸に,手送りハンドルをセットしたまま急速上昇及び急速下降の押しボタンスイッチを絶対に入れない.
    • 歯車を交換するときは,メインスイッチを切り,フライホイール(歯車)を開店させない.
    • 機械回転中は,ワークアーバーのナットを締め付けない.
    • ホブの取付け及び取外しは,メインスイッチを切って行う.
  6. 平面・円筒研削盤作業の安全注意事項
  7. 研削作業は・砥石が高速で回転し,また,砥石の破壊や加工物が飛ぶことがあるので非常に危険な作業であることを十分自覚して作業することが必要である.

    • 研削作業前には,必ず各部の注油箇所に注油する.
    • 砥石は,十分バランスの取れたものを使用する.
    • 砥石は使用前に,無負荷で約1〜2分間空転させる.
    • 砥石の外周振れが,無くなるまでドレッシングを行う.
    • マグネットチャックの機能を使用前に点検する.
    • テーブル送りは最大ストロークにし,手動で数回往復運動を行い,自動送りに替え,低速送りから次第に高速送りに移行させ,テーブル摺動の安定を確認する.
    • 砥石カバーを必ず着けて使用する.
    • テーブルストロークの設定は,テーブルを−旦停止させてから行う.
    • 乾式で重切削していた砥石に,急に大量の研削液をかけてはいけない.
    • マグネットチャックに工作物が,確実に取り付けられているか確認する.
    • 工作物の取付け,及び取外しは,砥石を完全に停止させて、十分に工作物から逃がして行う.
    • 無理な研削をしない.(切込み量等)
    • 研削後は研削液を止めて,数分間砥石を空転させる.
    • 機械を長時間使用しない場合は,テーブルをストロークの中心に 置いておく.
  8. NC旋盤作業の安全注意事項
    • 原点復帰動作を行う前に,工作物,及びエ具が機械から取り外されているか確認して原点復帰動作を行う.
    • 必ず約5分間の暖気運転を行う.
    • 工作物,及び工具の取付けは,確実に行う.
    • 工作物を外した状態で,実際の切削と同じプログラムを実行させて,ブログラムの確認を行う.
    • 早送り操作は工具の行き先を確認し,チャックまたは,工作物に激突させないように注意する.
    • 切削中は必ず保護カバーで,切り屑の飛散を防止する.
  9. マシニングセンタ作業の安全注意事項
    • 油圧装置・エア圧装置などの圧力が,一定レベルにあるかを確認する.
    • 原点復帰動作を行う場合,工作物及び工具などに衝突しないように確認して行う.
    • 約5分間の暖気運転を行う.
    • 早送り動作の確認を行う場合,最低早送りを使用して,工作物に物が激突しないように注意する.
    • 工作物を加工する前に,Z位置を上げて試し削りにてプログラムを確認する.
    • 工作物は確実に取付けているか確認する.
    • 工具はエア圧で装着するから,工具の着脱については十分に工具を支え,落下しないように注意して行う.
    • 加工中は必ず保護カバーを閉め,切り屑や切削油の飛散を防止する.
  10. 鋸盤作業の安全注意事項
    • 摺動部には必ず注油する.
    • 材料は確実に固定する.
    • 鋸刃の向き,ぐらつき,張り具合などを確認する.
    • 切削油は十分にかける.(鋳鉄にはかけない.)
◇上へ戻る
◇メニューに戻る
Copyright (C) mailto: tecas.yatsushiro-nct.ac.jp. All rights reserved.